動力伝導装置とは
動力伝導装置はモーター、エンジン等の原動機の回転力を、使用する産業機器の必要な回転数に変換して伝えるもので、あらゆる産業機械に使われるばかりでなく、民生用の機器、自動車、エレベーター、遊具、自動ドア、立体駐車場等身近なものにも広く使われています。
動力を伝える方法にはいくつかあり、チェーンやベルトを利用するものや摩擦伝道を利用するものもありますが、変速範囲の広い歯車方式が一般的で広範に使用されています。また、歯車方式は構造が簡単で部品点数も少ないため、トラブルが少ないのが特徴となっています。
動力伝導装置の種類としては、歯車増減速機、ウォーム減速機、遊星減速機、ギヤモーター、精密制御用減速機等、産業界、民生用の要求にマッチした多様なものが生産されています。
最近では歯車の加工精度の飛躍的向上、熱処理方法の進歩、コンピューターシミュレーション技術の向上等により、小型化、軽量化、低振動化、低騒音化が図られ、また、省エネルギー化、動力伝達効率の改善も進むなど、時代の要請に合わせた技術改良が図られています。
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2023年度受注額構成比
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