業務用洗濯機業務用洗濯機(ランドリー機械、ドライクリーニング機械)、乾燥機、プレス仕上機

業務用洗濯機とは

衣類等を洗濯する機械です。家庭用の洗濯機は、水と洗剤を撹拌し、洗濯を行う電気洗濯機(電気エネルギーによりモータを回し、水流を起こすものです)が主流となっていますが、業務用に使用される洗濯機は、水を使用しないドライクリーニング機械、洗濯から脱水、乾燥等の一連の作業を一度にこなす連続洗濯機等があります。

また、洗濯物は衣類に限らず、シーツ、布団、おしぼり等様々で、洗濯機も洗濯物の大きさ、性質に合わせて小型のものから大型のものまで多種多様です。

  1. 洗濯機
    1. 水洗濯機
      水洗濯機は、純粋に水(またはお湯)で洗濯する機械です。ワッシャーとも言います。
    2. ドライクリーニング機
      ドライクリーニングとは、水を使わず、有機溶剤を使用した洗濯方法です。水は浸透力が強く、衣類を収縮させてしまったり、色落ちを起こしてしまったりすることがありますが、ドライクリーニングは水を使わないため、色落ちや型くずれ等が起こりにくい特性があります。
    3. 連続洗濯機
      連続洗濯機は、洗いゾーンとすすぎゾーンに区分される複数の連続した槽で構成され、決められたサイクルで被洗物を移送させながら、洗濯行程を連続的に生産できる洗濯機で、大量の被洗物を洗濯することができます。
  2. 脱水機
    連続洗濯機に接続し、加圧及び遠心力によって被洗物を脱水する機械です。一般的に、リネン材は加圧式、ユニフォーム等ファスナーやボタン等が付いている被洗物は遠心式が使われます。加圧式ではリネン材の残水率を40%ほどまでに脱水することができます。
  3. 乾燥機
    洗濯物を乾燥させる機械です。洗濯槽を高速回転させながら温風を上から吹きかけて乾燥させます。電気乾燥機、蒸気乾燥機、ガス乾燥機等、熱源によって区別されています。
  4. 洗濯物仕上機械
    主に蒸気の熱によりアイロンをかける機械です。部位により形態が違うため、部位に合わせて、ワイシャツ仕上機、ユニフォーム仕上機、シーツロール仕上機、トンネル仕上機、アイロン仕上機等があり、小型のものから大型のものまで様々です。
  5. コインランドリー
    構造については上記と同一です。コイン投入口がついている点が異なる点です。

2022年度受注額構成比

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