化学機械ろ過機、分離機、熱交換器、混合器・撹拌機、反応用機器、蒸発装置、化学工業用炉、塔槽機器、乾燥機器、粉砕機、焼結機、蒸煮装置、パルプ・製紙機械

化学機械とは

石油化学、肥料、セメント、製紙等の化学プラントの一部を構成する装置・機器で具体的にはろ過機、分離機、熱交換器、混合機、反応用機器、蒸発装置等があります。

  1. 濾過機
    濾過とは固体微粒子を含む懸濁液を、布、網または充填層等の濾材と呼ぶ多孔性物質を通過させて固体微粒子を液体から分離する操作であり、濾過装置はそれを行う機械設備です。分離された固体は濾滓(ケーキまたはケーク)、液体は濾液と呼ばれます。
    装置形態はさまざまですが、適用例はベルトフィルータータイプと密閉型加圧濾過(乾燥操作も付帯)タイプです。
  2. 熱交換器
    化学機械における熱交換器とは、広い意味では、2つの保有エネルギーの異なる2流体間で、1流体から伝熱壁を隔てて、他の流体へ熱を伝える機器で、①ジャケット式、②侵漬コイル式、③二重管式、④トロンボン式、⑤シェル&チューブ式、特殊なものでは⑥プレート式、⑦バヨネット式熱交換器等が挙げられます。
    化学機械では、熱交換器と言えば、一般的に⑤シェル&チューブ式多管熱交換器を指すことが多く、多管式熱交換器は構造種類から、(1)固定管板型熱交換器、(2)U字管型熱交換器、(3)遊動型熱交換器、(4)ケトル型熱交換器等に分類されます。これらの断面図を図(1)~(4)に示します。
    また、化学機械用熱交換器では、耐食性を要求されることが多く、使用される金属も、炭素鋼、ステンレス鋼、低・高合金鋼、銅・銅合金、アルミ・アルミ合金、ニッケル・ニッケル合金、チタン、ジルコニウム、タンタル等、流体により他種類の金属が使用されています。
    固定管板型チタン熱交換器
    スパイラル式熱交換器(プレート式に分類)
  3. 混合・反応機
    混合・反応機とは容器の中に撹拌機等を設けることにより、中の原料流体等を混合させる装置であり、石油化学・ファインケミカル等の多岐にわたる用途で使用されています。
  4. 蒸発装置
    蒸発とは不揮発性の固体または液体が揮発性の液体(多くの場合水である)に溶解しているとき、その溶媒(水)を加熱沸騰させて気化分離することにより溶液を濃縮する操作を指します。
    言い換えれば、液中の水を蒸発させ、それを凝縮して取り除く操作であり蒸発装置はそれを行う機械設備です。適用例は加熱蒸気の低減化による省エネルギーを計るため多重効用缶、自己蒸気圧縮タイプを採用したものです。
  5. 塔槽機器
    塔槽機器とは、石油精製・石油化学・化学産業等の設備で、内部に圧力を保持する容器のうち、構造的に円筒形縦型のものを「塔」、横型のものを「槽」と称します。
  6. 乾燥機器
    乾燥機器とは原料中の水分、溶剤を乾燥させるための装置で化学プラントの中で種々の分野で使用されています。乾燥方式には、熱風を材料に直接当てて乾燥する直接加熱方式と、伝熱により材料を乾燥させる間接加熱方式とがあります。
    直接乾燥方式の乾燥機には気流乾燥機、流動層乾燥機、ロータリードライヤ等があります。大量処理に適していますが、排ガス量は多いです。間接乾燥方式には溝方撹拌型乾燥機、水蒸気過熱管付回転乾燥機等があります。少量処理に適しており、排ガス量は少なくなります。
    間接加熱方式の乾燥機の代表例
    ・・・CD(カットディスク)ドライヤ

2017年度受注額構成比

この機種の活動状況をもっと知りたい方はこちら(化学機械部会)をクリック