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【回答】
グラインダポンプの特徴と使い分け
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容積式グラインダポンプ
容積式グラインダポンプは、ポンプ吸込口に破砕機構(グラインダ)を持ち、夾雑物が破砕された汚水をゴム製のステータとステンレス鋼製でスネーク状のロータにより加圧・圧送します。
製作されている機種は単相200V×0,75kWのみで、ポンプ吐出量は小水量(40L/分)とほぼ一定ですが高揚程に対応できます。 但し、極端な高揚程では過負荷運転となるため適用範囲は限定されます。
吐出量が少ないことより、一般家庭用に適しているほか、揚程の変化による吐出量の変化がほとんど無いので、小水量・高揚程が必要な場所や多重圧送に有利です。
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2) |
遠心式グラインダポンプ
遠心式グラインダポンプは、ポンプ吸込口に破砕機構(グラインダ)を持ち、夾雑物が破砕された汚水を渦流又はセミオープンの羽根車で加圧・圧送します。
製作されている機種は単相200V×0.75〜1.0kW、3相200V×0.75〜3.7kWと多くの機種が揃っており、ポンプ吐出量は揚程の変化により増減し幅広い範囲の汚水量に対応する事が可能です。 但し、極端な低揚程で使用する時はキャビテーションの発生に留意する必要があります。
幅広い吐出量の機種が選択出来ることより、一般家庭は基よりアパート・マンションなどの集合住宅やイベント会場及び公共施設のように、汚水量及び夾雑物が多いと予測される様な場所にも使用する事が出来ます。
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