募集案内

第 50 回優秀環境装置表彰 案件募集のご案内

応募締切:2024 年 7 月 12 日(金)

当工業会では、1974(昭和 49)年度より経済産業省(旧通商産業省)の後援を得て、環境保全技術の研究・開発、並びに優秀な環境装置(システム)の普及促進を図ることを目的として「優秀環境装置の表彰事業」を実施しており、 本年で第50回を迎えることとなりました。
本年度も「優秀環境装置」の募集を行いますので、奮ってご応募ください。

1.表彰の対象

地球環境保全に資する以下の環境装置(これらに関する技術を含み、移動発生源に係るもの及び家庭用並びに環境測定機器類を除く(以下同じ))であって、 販売開始後 10 年以内、かつ装置・システムの性能が十分に評価できる規模及び運転期間を有するものであること。

  1. (1)大気汚染防止装置
    1. 例)集じん装置、排煙脱硫装置、排煙脱硝装置、排ガス処理装置 等
  2. (2)水質汚濁防止装置
    1. 例)産業排水処理装置、下水処理設備、し尿処理設備、汚泥処理設備 等
  3. (3)廃棄物処理装置
    1. 例)収集・運搬・輸送機器、破砕機、選別機、焼却・溶融設備、汚泥処理設備 等
  4. (4)騒音・振動防止装置
    1. 例)騒音防止装置、振動防止装置
  5. (5)土壌・地下水汚染修復装置
    1. 例)掘削除去装置、固化・不溶化・封じ込め装置 等
  6. (6)再資源化装置
    1. 例)破砕機、選別機、圧縮機、梱包機、解砕機 等
  7. (7)温室効果ガス分離・回収・処理装置
    1. 例)温室効果ガス(CO2、CH4、N2O、HFCs、PFCs、SF6、NF3)分離・回収・処理装置
  8. (8)上記①から⑦の技術に付属したエネルギー・資源利活用装置
    1. 例)廃棄物発電装置、堆肥化・飼料化装置(廃棄物由来)、CO2利用燃料製造装置(合成メタン、合成燃料など) 等
  9. (9)化石資源の代替品製造装置
    1. 例)水素製造装置、アンモニア製造装置、バイオ燃料製造装置、バイオマスプラスチック製造装置 等
  10. (10)その他環境負荷低減に資する装置※

※環境配慮型の装置・システム(例:省エネ型エアコン、省エネ型蛍光灯、電気自動車等)は「その他環境負荷低減に資する装置」には該当しない。<ご不明な方はお問合せください>

≪「優秀環境装置表彰」における「環境装置」の範囲 ≫

環境装置とは、環境保全上の支障の原因となるおそれのある環境負荷の低減に資する装置であり、具体的には以下のとおり

  • 大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、悪臭等の防止、抑制、浄化を行う装置
  • 上記の原因となりうる廃棄物や浄化の過程で発生する汚泥等の処理または再利用や再資源化を行う装置
  • 地球温暖化の原因となりうる温室効果ガスの分離・回収・処理または利活用を行う装置、並びに化石資源の代替品を製造する装置

2.賞の種類(予定)

  1. (1)経済産業大臣賞
  2. (2)経済産業省産業技術環境局長賞
  3. (3)中小企業庁長官賞
  4. (4)一般社団法人日本産業機械工業会会長賞

※上記 4 賞に加え、経済産業大臣賞、産業技術環境局長賞、中小企業庁長官賞を受賞した装置の研究・開発に携わった主たる開発者についても、一般社団法人日本産業機械工業会会長より表彰します。

3.応募申請

  1. (1)応募申請者は、上記の環境装置を開発・製造する者、企業またはその他の団体とします。
  2. (2)2 者以上で共同して開発を行った場合は、共同で応募申請することができます。
  3. (3)過去に応募申請した装置については、著しい改良を加えた場合にのみ、応募申請することができます。

4.評価の指標

以下の4つの指標について総合的に評価を行う。
いずれも類似装置や従来装置(申請装置と同じ方式※)との比較における評価を行う。
※ 同じ方式が無い場合は、従来主流であった方式との比較による。

  1. (1)独創性
    • 従来装置や類似装置には無い新規の技術、機能を有する
    • 新たな発想やコンセプトによる開発が行われている
    • 他者からの技術導入等に基づく場合は、独創的な改善・改良が加えられている
  2. (2)性能
    • 従来装置や類似装置と比較して具体的、定量的に能力の向上が認められる
    • 耐久性・安全性、運転・操作性に優れ、維持管理が容易である
    • 他の環境因子等への相乗効果が期待される
  3. (3)経済性
    • イニシャルコスト、ランニングコスト等の総合的かつ長期的な経済性に優れている
    • 特に、省エネルギー、省資源、省スペース、省人化等の効果を有する
    • また、売電収益、有価物売却益等が見込まれる
  4. (4)将来性
    • 申請装置に関する現在の市場規模と今後の市場動向から将来普及が見込まれる
    • 従来装置や類似装置との代替、他分野や海外への適用等により、地球環境保全への寄与が期待される

5.応募申請の方法

  1. (1)事前登録
  2. 「事前登録書」に必要事項をご記入のうえ、2024 年 6 月 21 日(金)までに事務局宛てご提出ください。

  3. (2)応募申請
  4. 「第 50 回優秀環境装置表彰募集案内」及び「応募申請に係る各種提出書類の作成要領」を必ずご確認のうえ、 応募申請に必要な書類一式を 2024 年 7月 12 日(金)までに事務局までご提出ください。

    ※各提出書類において、ご説明・ご記入をお願いしている項目・内容に漏れがあった場合、厳正な評価(審査)ができかねます。ご提出前に必ず、 ご確認くださいますようお願いします。

    ※「装置の説明」≪様式4≫ご作成の際は「受賞装置の概要(結果報告)」も参照ください。

6.事前登録書及び応募申請書の提出先

一般社団法人 日本産業機械工業会
「優秀環境装置審査委員会」事務局 宛
〒105-0011 東京都港区芝公園三丁目 5 番 8 号(機械振興会館 405 号)
TEL:03-3434-6820   FAX:03-3434-4767
E-mail:kankyo50hyosho@jsim.or.jp

7.応募締切

2024 年 7 月 12 日(金)必着

8.スケジュール(予定)

2024 年 6 月 21 日 事前登録締切
7 月 12 日 応募申請締切
7 月~ 書面評価
10 月~11 月 実地調査 ※
2025 年 1 月 審査
3 月 表彰式

※ 応募申請者及び装置のユーザの出席のもと、申請内容等の調査をするため「実地調査」を実施します。なお、実地調査は全応募装置に対して実施されるものではありません。

<お問合せ先>
担当:環境装置部
TEL:03-3434-6820 E-mail:kankyo50hyosho@jsim.or.jp