システムについて
Q06 圧力式下水道収集システムは、どのようなところに適用されますか。
【回答】
 圧力式下水道収集システムは、比較的小規模な集落、中小規模の観光地やレジャー施設、都市近郊の低住宅地など、一般的に次のようなところに適しています。
 
1) 低人口密度、低家屋密度の地域このような地域は家屋間の距離が長くなり、自然流下式では埋設深が深くなりますが、小口径圧力管路で布設深さを浅くできる圧力式下水道収集システムは容易に対応できます。
 
2) 平坦地や起伏地平坦地や起伏地は自然流下式では埋設深が深くなりますが、地形の起伏に沿って圧力管路を布設できる圧力式下水道収集システムは容易に対応できます。
 
3) 高地下水位、軟弱地盤、岩盤・転石、地下埋設物が多い地域このような地域は自然流下式での収集が困難となりますが、小口径圧力管路で布設深さを浅くできる圧力式下水道収集システムは容易に対応できます。
 
4) 部分的な低地部幹線管路よりも低い場所に住宅がある場合など、自然流下式での収集が困難な地域でも、高揚程・小水量のグラインダポンプを採用している圧力式下水道収集システムは容易に対応できます。
 
5) 水路や小川などが多い地域水路横断箇所が多くある地域でも、高揚程・小水量のグラインダポンプを採用している圧力式下水道収集システムは容易に対応できます。
 
6) 処理施設を高位部に配置したい地域自然流下式の管路施設では、処理施設は最も下流側に設置されますが、圧力式下水道収集システムでは、処理施設の配置に関する自由度が増します。例えば、処理施設を民家のない高台に設置することも可能となり、土地代の節約、処理水の再利用、悪臭など環境の影響が少なくなるなど、トータルコストの縮減が可能となります。
 
7) 浄化槽整備地域下水道整備地域から離れた地域でも圧力式下水道収集システムと大型浄化槽との組合せで、高度処理を採用した水環境の整備が容易に対応できます。
 
 
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